近年、様々なダイエット法を目にする機会が多くなっています。
食事制限を行って摂取カロリーを控える方法や、
筋力トレーニングや体幹トレーニングを行って筋力量を増やし基礎代謝を上げる方法、
ジョギング等の有酸素運動を行いカロリーを多く消費する方法など様々な方法があります。
ここでは呼吸法を用いて体内に酸素を多く取り込み、脂肪の燃焼の手助けとなる方法を説明します。
人間は2種類の呼吸方法を行っています。
一つは肺を包む胸郭(肋骨からなる肺の外殻部)を動かす胸式呼吸。
一つは横隔膜(鳩尾付近に存在する筋肉)を上下させて肺を縮めたり広げたりする腹式呼吸です。
腹式呼吸で呼吸を行うと肺の中のすべての空気を入れ替えることが出来ます。
胸式呼吸のみでも肺内部の空気は入れ替わるのですが、
腹式呼吸の場合、肺の奥まで空気が届きます。
(深呼吸を行うと頭がすっきりするのはこのためです。)
胸式呼吸の方法。
胸式呼吸を意識して行う場合ですが、次のような方法をとります。
まっすぐ立って、脇を締め、肘を前方90度に曲げます。
息を吸い込みながら肘の角度を維持して肺を膨らませながら、腕を後ろ側に上げます。
(空手の演武等で最初に行う気合を入れる動作が近い動きをします)息を吸いきったら、
逆の動作を行いながら息を吐き切ります。
以上が胸式呼吸のやり方です。
腹式呼吸の方法。
腹式呼吸を意識して行う場合ですが、次のような方法をとります。
手を体の脇に置いた状態で仰向けに寝転びます。
息を鼻から吸いながらお腹を膨らませます。
息を限界まで吸い込んだら、鼻からゆっくりと吐きながらお腹をへこまします。
この動作を続けて行います。
腹式呼吸に慣れていない場合は先に述べた動作を一日数回を目安として、
無理せず行えるまで継続します。(横隔膜の筋肉を鍛えるためです)
腹式呼吸で脂肪が燃焼!
無理せず行えるようになったら立って腹式呼吸を行います。
息を吸うときは寝転んだ時と同様に行い、吐くときはお腹をへこましながら
横隔膜を胸郭の体積が出来るだけ小さくなるまで息をはきます。
(前屈時に息を吐き切った状態で体を起こすと自分の横隔膜が
どの位置まで上がるか解りやすいです)
この方法を試す時は一度に数回行った後に一日に数回行うときは必ず時間を空けてください。
以上の呼吸法を行うと体に酸素を多く溶け込ませることが出来るため、
体の隅々にいきわたる酸素の量が多くなり、脂肪が燃焼しやすくなります。
そのため、ダイエットにおすすめです。
また、冷え性の解消に効果があったりします。
一度お試しください。