まず体幹って?
近頃、テレビや雑誌などによく取り上げられている話題の体幹トレーニング。
写真や映像などを見ているとうつ伏せや、仰向けの姿勢を保つだけで
楽に痩せられる!といったうたい文句と一緒によくでています。
でもこの体幹、やり方を間違えるとあまり効果が出ないんです。
むしろ逆効果になってしまうこともあるんです。
じゃあ体幹とはどういった筋肉のことを指してるのでしょうか?
まず体幹とは、文字通り体の幹の部分の筋肉だというのはわかるでしょう。
例えば臀部、腹筋、背筋、大胸筋等々が挙げられるでしょう。
ここまでは多くの人が答えられると思います。
しかし、ここからが問題なんです。
じゃあその体幹の筋肉はどういった役割を果たしているのでしょう?
ここをわからずに体幹トレーニングをしてしまうと・・・
なんと姿勢もスタイルもどんどん悪くなってしまうんです!
では一体どういう役割の筋肉なのでしょうか。
実はこの体幹、体を支える筋肉、自分の体重に負けないための筋肉なんです。
皆さんの学生時代こういう方はいなかったでしょうか?
体の線は細いのに、力は強いし、すごくすばしっこいといった人のことです。
実はこういった人たちの体幹はものすごく強いんです。
なぜなら、自分の体重をしっかりと筋肉でバランス良く支えているので
素早く動き、力強く踏ん張ることが出来るからです。
人の体は自分の体重に負けてしまうと姿勢が崩れ、
踏ん張りがきかなくなってしまいうまく力が入らないのです。
踏ん張りがきかないということ、例えばジェンガを思い浮かべてみてください。
なんでいきなりジェンガ?と思う方もいるかもしれません。
でもジェンガの崩れる時と、人の体のバランスの崩れはよく似ているんです。
穴だらけのジェンガはもちろんフラフラしていますよね。
それに対し、全部穴が埋まっている状態のジェンガは倒れる心配などはあまりありません。
この埋まっている状態は、筋肉がバランスよく体を支えている状況と同じなのです。
ということは、反対の穴だらけのジェンガの特徴は、
体をうまく筋肉で支えていない状態といえます。
人の体でいうと、自分の体にかかる重力をバランスよく筋肉で支えることが出来ていません。
つまり、重力に対して真っ直ぐ立つことが出来ていない状況で、
姿勢が崩れてしまっている状態なのです。
体幹と手足の筋肉のバランスも大事
じゃあ、とにかく体幹だけじゃなくてほかの筋肉もきたえれば倒れないじゃん!
という意見も聞こえてきそうですが、それも違います。
手足が必要以上に太くなってしまうと、手足の重さを支えるための体幹が
さらに必要となってしまいます。
反対に体幹が強すぎても良くありません。
体全体とのバランスを取ることがとても重要なのです。
これらをふまえて、一体どんな体をめざせばいいの?となりますよね。
もし、モデル体型を目指すのであれば、僕はバレリーナの体型をおすすめします。
あそこまで体重に負けないための動きの連続で、
必要以上の筋肉をつけずに体を支える競技も中々ありません。
口で簡単に言うな!といわれたら・・・確かにその通りです。
ただ、その体にできるだけ近づけることはできます!
次はトレーニングに関する内容を書きましょう。
おススメのトレーニング
まず、先ほど述べたように体重に負けない体を作れば良いということお伝えしました。
その条件を満たす僕がお勧めしたい体幹トレーニングは、片足立ちです!
これ、ただの片足立ちじゃありません。
スポーツ選手もよくこれをやってます。
しかもこれ、正しい姿勢でやるとすごく疲れます。
では早速やっていきましょう!
①まず、リラックスした状態で真っ直ぐ立ちましょう。
②次に、両腕を肩の高さに90度に上げます
(前から見てT字になります)
③そこからゆっくりと片足を後ろに上げ、それと同時に上半身も前に倒します
(横から見てT字になればOKです!)
*POINT:胸を張り、顔を上げ、体と足が地面と平行になるように心がけましょう。
④さらにその体勢から上半身をひねり、片方の手が軸足を触る感覚で真横を向きます
⑤今度は反対を向きましょう。④、⑤を5往復繰り返して1セットなります
次に、反対の足も行いましょう!
注意点
・早く行わず、一回一回正確に姿勢に気を付けて行うことを心がけましょう。
・きつい方は無理をせずに、③まででもOKです
いかがでしょうか。
この運動は足腰だけでなく、腹筋、背筋、臀部などといった体幹にも非常に効果があります。
最初はきついかもしれませんが、慣れてきたら回数を増やしてみると良いでしょう。
でも無理は禁物です!自分の体と相談して行いましょう。
筋肉がついた太りにくい体をキープ
私は元々、筋肉量を増やすためにマンツーマンのトレーニングジムに通い始めました。
トレーニングといってもウォーキングなどの有酸素運動やウエイトトレーニングなどの
無酸素運動などがありますが、私は体幹を鍛える体幹トレーニングをしています。
ダイエットやトレーニングをするにあたって大事なことはまず自分の体のことを
自分が把握することだと思います。
歩き方と癖、どっちの足に体重をかける癖があるのか、
どこの筋肉が弱くなっているのかなどを知ることによって痩せやすくなる、
筋肉がつきやすくなるなど結果が変わってきます。
ちなみに私は主にダンベルやバランスボールを使って鍛えています。
ダンベルで上半身に筋肉をつけ、バランスボールでバランス力をつけながら
体幹トレーニングをしています。
結果、たるみがちだった上半身は引き締まり、
筋肉がついたせいか自然と姿勢が良くなりました。
トレーニングジムの探し方
鍛えようと思っていてもどこでどうやって鍛えた方がいいのか、
男性だらけの中で鍛えるのは抵抗があるなどの理由で
なかなか一歩踏み出せない人もいるかと思います。
私自身どんな風に鍛えたらいいか分からなかったし、変な鍛え方をして
逆に体を痛めてしまうということは避けたかったので
まずは自分に合いそうなトレーニングジムを探しからでした。
私はアスリートの人が個人でやっているマンツーマンのレッスンを選びましたが
マンツーマンなので若干値段は普通のジムよりは高いですが
その分一対一できちんと指導してくれます。
最近では女性専用のジムなどもあり男性と一緒は嫌だという人にはオススメです。
ストレスを感じないダイエットをしよう
ダイエットと聞くと食べたいものを我慢して沢山汗をかいてなど過酷なイメージがありますが、
きちんとトレーニングをすれば太りにくい体になります。
せっかく痩せるのなら筋肉をつけて健康的に見えるダイエットをオススメします。
食べないダイエットではなく食べて動いて痩せるダイエットの方が私は魅力を感じると思います。
食事というのは体のエネルギーを作るもの。ガソリンのない車は走らないように
エネルギーのない体は動きません。
まずはジムでトレーナーをつけてトレーニングの仕方を学びそれから
個人でトレーニングをしていくというやり方を私はオススメします。
数あるジムの中でまずはサイトなどを見て雰囲気を調べてから
一度見学に行くだけでも気持ちは変わると思います。
思い立ったら行動する。
これもダイエットやトレーニングに繋がる一歩だと私は思います。